お菓子の天神さまについて
みなさんこんにちは。
今回は福島県でお土産として人気の太郎庵のお菓子を紹介します。
天神さまとは、昭和54年に第一号店の開店に合わせてできた創業菓子です。
当時、最中などの甘いお菓子が主流でしたが、あまり甘すぎない、食べやすいお菓子はないかと、ほんのり甘いブッセ生地に、雪印さんの有塩バターとプロセスチーズという、シンプルでありながらも斬新なクリームをサンドした「会津の天神さま」を創製したそうです。
こだわりは、ふわふわのブッセ生地らしいです。
きめの細かい生地にするために製法を工夫し、材料も厳選していて、ブッセとフレッシュバターを使ったクリームのバランスもこだわっているそうです。
会津の北東部にある猪苗代には、天神様をおまつりする小平潟天満宮があり、会津藩祖・保科正之公が篤く信仰したと言われています。
会津では、男の子が生まれると、賢く、健やかにそだちますようにと東北最古の張子である「会津の天神様」を贈る習わしがあります。
会津天神は今から400年前の蒲生時代に始まる、東北ではもっとも古い張り子です。
今は張り子を作る職人もどんどん少なくなり、風習も薄れてきてしまってはいますが、お菓子で文化を残していきたいという思いから出来上がったそうです。
皆さんも福島県にお越しの際にはお土産として買ってみてはいかがでしょうか。
宿泊部 佐藤