福満虚空蔵菩薩圓蔵寺 七日堂裸詣りについて
皆さま 新年明けましておめでとうございます。
いつもご愛顧を賜り誠にありがとうございます。
昨年中は全国的に様々な災害や事件などとても波乱に満ちた出来事が多く、今年はどうか穏やかな一年であります様切に願っております。
今回は新年に新たな気持ちで一年を迎えられるよう、河沼郡柳津町で毎年1月の7日に開催される『七日堂裸詣り』についてご紹介させていただきます。
かつて、この地は不作や疫病に長く悩まされてきましたが、虚空蔵尊のお告げを受けた弥生姫が、只見川に棲む龍神から如意宝珠を借り受けることでその不幸を調伏することができました。しかし数年後の1月7日に龍神が宝珠を取り返すべく、菊光堂に現れました。そこで信者たちは宝珠を渡すまいと堂内で結束し、龍神を追い返すことに成功しました。
この「七日堂裸詣り」はその時の団結の尊さを今に伝えています。
この奇祭は、氷点下の厳しい寒さの中、身体中から湯気を立ち上らせ、裸で果敢に本堂菊光堂の大鰐口(おおわにぐち/金鼓)から垂れる頑丈な麻縄を次々とよじ登っていきます。
およそ1200年前に徳一大師によって開基された、福満虚空蔵菩薩圓蔵寺は、その創建の際赤い牛がやって来て大師を助けたという伝説が残っており、境内には「撫牛」の像があり、撫でると念願が成就すると言われています。
皆さんもご存知の 赤べこ のモデルと言われています。
圓蔵寺周辺には、粟(あわ)饅頭のお店が何軒かございます。
蒸かしたてを是非お店で召し上がって見てください!甘さ控えめのこし餡と周りの蒸した粟がとても美味で、私は3個はいっぺんにいただけます。(笑)
熱々の粟饅頭を味見して、お土産にもいかがでしょうか。それぞれの美味しさでいただけますよ。
この一年が皆様にとって素晴らしい年となります様願っております。
宿泊部 湯田