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会津漆器について

皆さん こんにちは。
今回は福島県会津地方に伝わる伝統工芸の一つ”会津漆器”についてご紹介いたします。
安土・桃山時代(1953?1603)に、当時の会津の藩主が産業として推奨したことから発展していきました。このとき藩主は他の領地から漆器作りに関わる職人を呼び集め、会津漆器を製作するための基礎を作ったといわれています。こうした漆器の技術が受け継がれ、現在では会津地方は日本の主要な漆器産地になりました。
歴史的には津軽塗や輪島塗よりも早くから盛んとなったようです。
特徴的な装飾としては、
金粉で絵を描く蒔絵(まきえ)や、虹色の貝を付着させる螺鈿(らでん)
松竹梅に破魔矢・糸車を配した伝統的な図案の”会津絵”
明治時代発案で雲形に牡丹・鳳凰・松竹梅・鶴亀を配した図案の”錦絵”などがあり
また会津漆器の特徴的な技法として”花塗(はなぬり)”という上塗りの後、研磨を行わないで仕上げる技法で傷がつきにくいと言われています


また再生ペット樹脂を使用した電子レンジや食器洗い機で使用できる漆器や手びねりで造型できる漆粘土など、新たな技術で新しい漆器も開発されています。
漆彫刻ぐらす.jpgすずらん.jpg
わたしが特に紹介したいのは、ガラス素材に漆を密着させ、サンドブラストの技術で漆を削り取り模様を描いたもの・・・漆彫刻グラス
漆器の色に代表される赤や黒以外に鮮やかなピンや水色といったかわいい色使いと
アルファベットなど身近に取り入れやすいデザインで、毎日気軽に使える事をコンセプトにした、若い女性の作家さんの作品などもおすすめです!
近いうちに工房をお邪魔して実際に見せていただいて購入したいなと考えているところです。
また、郡山駅近くにある会津若松の郷土料理のお店では、日本酒やビールを飲む際、漆塗りのグラスや清酒杯で提供しています。
赤身の馬刺しや棒鱈の煮つけ・鰊の山椒漬けをお供にそのグラスで頂きますととても趣があり、より一層美味しく頂け益々はかどってしまいました。
郡山にいながら会津の郷土料理と地酒が堪能できますよ。
清酒杯.png
会津若松の伝統工芸と新しい漆器の数々、皆さまも興味を持たれたら是非いかがでしょうか?
宿泊部 湯田

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