「2013年01月」の記事一覧
福満虚空蔵尊と粟饅頭
皆さんこんにちは。
今回は会津の柳津町で有名な福満虚空蔵尊と粟饅頭について書いていきたいと思います。
まず、粟(あわ)まんじゅうの由来について
今からおよそ170年前、日本三大虚空蔵尊の一つ福満虚空蔵尊のその界わいが大火災にあって、当時の喝巌和尚が2度と災難に「アワ」ないようにとの饅頭をつくり信者一般に御護符として配ったものが以来、柳津の名物となったと言われています。
粟饅頭の特徴
粟と餅米を混ぜた生地にこしあんを包んで蒸した饅頭です。
色は粟をイメージした黄色で、粟のつぶつぶした感触と、餅の粘りを持ち合せた独特の食感が特徴です。
基本的に手作りで、店頭では職人がおちょこのような型に詰めて作っている光景が見られることもあります。
福島の物産展では定番商品の一つとなっていて、手作りのため製造に時間がかかり、行列ができることもあります。
また賞味期限が短く、2日も経つと硬くなってしまうので、長期保存する場合は冷凍する必要があります。
福満虚空蔵尊にていて
福満虚空蔵尊圓蔵寺は日本三大虚空蔵尊の一つとして、会津を代表する名刹として多くの信仰を集めております。
毎月13日は福満虚空蔵菩薩の縁日です。
縁日とは有縁日の意で神仏の降誕・示現など特別の縁があるとして祭典・供養を行う日です。
寺社にはそれぞれの縁日がありこの日に参詣すると大きな御利益があるとされ、虚空蔵菩薩の縁日は五如来・一明王・七菩薩が「十三仏」として祀られているなかでの十三番目の仏事供養の主尊としての仏様であるところから十三という数字を大事にしていて毎月の十三日が縁日とされているといわれています。
ぜひ皆さんも一度は福満虚空蔵尊に行かれて、名物である粟饅頭を食べてみてはいかがでしょうか。
佐藤(友)